歯科医院ホームページが医療広告ガイドライン違反した場合の行政処分・罰則と院長がリスク回避のために事前にとるべき対策
歯科医院ホームページの多くは医療広告ガイドラインに対して何らかの違反箇所があり、それに対して厚生労働省委託のネットパトロールによる摘発や国民から通報により順番に行政指導が行われています。
この記事では、歯科医院ホームページの違反箇所が摘発された場合、最悪どのような行政処分や刑事罰が用意されているのか?歯科医院院長が事前に違反摘発のリスク回避のためにすべき対策を紹介します。
医療広告ガイドラインに違反した場合に用意されている行政処分や刑事罰の内容
歯科医院ホームページが医療広告ガイドラインで違反が認定されると、まず報告命令・立入検査が行われ、是正されない場合に措置命令、さらに悪質なケースで以下の処分が下されます。
とくに行政処分は歯科医院経営の存続が困難になるものも含まれているので、医院経営のリスク管理の一環として早期の対策をお勧めします。
行政処分の種類と内容
管理者変更命令(医療法第28条)
現在の院長(管理者)を変更させられます。この処分が下されると個人開設の歯科診療所の場合、実質的に運営が困難になる可能性があります。
開設許可の取り消しまたは閉鎖命令(医療法第29条第1項第4号)
歯科診療所を一定期間閉鎖(例:3ヶ月、6ヶ月等)、あるいは歯科診療所を永久に閉鎖させられます。この処分が下されると、いずれも歯科医院の経営に致命的な影響を及ぼしますし、さらには近隣から風評被害も無視できないと予想されます。
刑事罰の種類と内容
懲役または罰金が定められています。
虚偽広告による直接罰の場合は、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金(医療法第87条第1号)、報告命令・立入検査への違反の場合には、20万円以下の罰金(医療法第89条第2号)が定められています。
院長が医療広告ガイドライン違反のリスクを回避するための対策
では、歯科医院を経営している院長は、医療広告ガイドライン違反のリスクを事前に回避するためにどのような対策をしておくべきなのでしょうか?
01 ホームページに違反箇所がないかチェック
ホームページに名刺代わりの情報しか掲載していない歯科医院を除くと、ほとんどの歯科医院ホームページは医療広告ガイドラインに対して何らかの違反箇所があります。ですので、その前提でご自身の医院のホームページをチェックしてみてください。チェックの方法は下記のとおりです。
【チェック方法1】弁護士のリーガルチェック
一番確実なチェック方法は、医療広告ガイドラインに詳しい弁護士にリーガルチェックを依頼することです。ただし、リーガルチェックには費用がかかります。
【チェック方法2】院長ご自身で違反箇所の有無をチェック|厚生労働省の公式資料を使う方法
費用をかけたくない院長にはご自身でチェックすることをお勧めします。具体的なチェック方法は、厚生労働省が公開している「医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説集」の最新版を厚生労働省公式サイトからダウンロードしてチェックしてください。
とくに違反が多く見られる箇所は自由診療項目です。自由診療項目をホームページに掲載しているほとんどの歯科医院では、自由診療項目の限定解除要件を満たしていませんので、まずは、そこをチェックすれば違反しているかどうかの目安にできます。
【チェック方法3】院長ご自身で違反箇所の有無をチェック|SIMS-TECのチェックリストを使用
費用をかけずにホームページの医療広告ガイドライン違反箇所をチェックする方法として、SIMS-TECが公開しているブログ記事「医療広告ガイドラインとは?|歯科医院の院長がホームページを作るときに知っておきたい基礎知識」に違反しがちな箇所を9つ紹介しているので、そこをチェックしてみてください。
02 ホームページを医療広告ガイドラインに準拠させる
ご自身の歯科医院ホームページに医療広告ガイドラインに違反の恐れのある箇所が見つかった場合は、直ちに修正してください。
修正箇所が、「誇大広告」「比較優良広告」の場合は形容詞の修正で済む場合もありますが、自由診療項目の限定解除要件を満たしていない場合にはホームページを情報設計から見直す必要がある場合が多いです。これは当然で、医療広告ガイドラインに詳しくない、あるいは法規制の存在すら認識していないWEB制作会社がホームページを設計したのですから制作初期段階の情報設計が間違っているケースが多いからです。
その場合はホームページのリニューアルを視野にいれましょう。
03 ホームページをリニューアルする際の注意点
ホームページをリニューアルの際には、医療広告ガイドラインに詳しい制作事業者に依頼するのは当然として、もう一つ注意点があります。それはホームページ開設の本来の目的である医療広告としての機能、すなわち集患装置としての機能を両立させることです。
SIMS-TECでは医療広告ガイドラインに配慮するとともに、集患に適した情報設計で歯科医院のホームページを制作しています。
まとめ
この記事では、歯科医院ホームページで医療広告ガイドラインに違反した場合に用意されている行政処分と刑事罰の種類、違反リスクを事前に回避するための院長がすべき対策を紹介しました。
しかしながら、歯科医院ホームページの違反状況を見るに医療広告ガイドラインに詳しい制作会社が非常に少ないことが容易に推測できます。
その点、SIMS-TECでは医療広告ガイドラインに詳しい弁護士によるリーガルチェック済みのテンプレートをもとに制作を行っておりますので、ご安心ください。
医療広告ガイドラインに配慮した歯科医院のホームページ制作をご検討の際は、ぜひSIMS-TECにお気軽にお問い合わせください。
