歯科はなぜ医療広告ガイドライン違反が多いのか?件数データで見る診療項目別リスク
歯科は医療分野の中でも違反件数がとくに多い傾向があります。この記事では、厚生労働省が公開している医療広告ガイドライン違反件数のデータをもとに歯科分野の違反傾向の特徴と対策を紹介します。
どの医療分野で医療広告ガイドライン違反が多いのか?
厚生労働省が公開しているネットパトロール事業の報告(令和5年度)によると、医療広告ガイドラインの違反件数は歯科が美容医療と並んで極めて多い傾向があります。
医療広告ガイドラインおける歯科の違反件数は医療分野の約34%を占めてトップです。
| 違反分野 | 違反サイト数 |
|---|---|
| 歯科 | 374 |
| 美容 | 362 |
| がん | 68 |
| その他 | 294 |
| 合計 | 1098 |
歯科ではどの診療項目で医療広告ガイドライン違反が多いのか?
では、歯科分野における医療広告ガイドライン違反件数の傾向を見ると、自由診療項目が大半を占めています。
具体的に歯科分野では、審美・インプラント・矯正で医療広告ガイドライン違反の75%、入れ歯まで含むと85%を占めます。
この違反の大半が自由診療項目が占めるという傾向は、SIMS-TECが札幌市の歯科医院ホームページを独自に調査した結果とも一致しています。
歯科医院ホームページで医療広告ガイドライン違反をしないための対策
SIMS-TECが札幌市内の歯科医院ホームページのうち614件を調査した結果においても、多くのホームページが自由診療項目で医療広告ガイドライン違反がみられています。
614件は札幌市内の歯科医院ホームページ全体の7割程度と推定しています。未調査の地区もわずかに残っており、現在も調査を継続中です。なお、ホームページを所有していない歯科医院は全体の3割程度であり、これについては統計に含めていません。
これらの歯科ホームページでは自由診療項目でどのような違反があったのかというと下記の傾向があります。
- 自由診療項目の限定解除要件をまったく満たしていない
- 自由診療項目の限定解除要件を部分的に満たしていない
とくに限定解除要件を部分的に満たしていないケースでは、中途半端に医療広告ガイドライン対応しているように見える歯科ホームページも少なくなかったです。
このことからも現在の歯科ホームページは医療広告ガイドラインを知らない、あるいは中途半端に知っている制作者が作っていると容易に推測できます。少なくとも弁護士のリーガルチェックを通さずにホームページを公開していることは確実でしょう。
したがって、歯科医院ホームページを医療広告ガイドラインに対応させるためには、公開前に医療広告ガイドラインに詳しい弁護士のリーガルチェックを通すか、あるいは医療広告ガイドラインに詳しい制作事業者を新たに探して制作を依頼することをお勧めします。
SIMS-TECでは医療広告ガイドラインに詳しい弁護士によるリーガルチェック済みのテンプレートをもとに制作を行っておりますので、ご安心ください。
医療広告ガイドラインに配慮した歯科医院のホームページ制作をご検討の際は、ぜひSIMS-TECにお気軽にお問い合わせください。

